春馬さんのキラキラ
初めて「永遠の0」のメイキング映像を見ました。
私は毎日、春馬さんの動画を飽きもせず見ているせいか、最近は春馬さんの顔を見るだけでだいたい何歳の頃ということが分かるようになっています。
春馬さん「永遠の0」の頃は、春馬さん史上一番キラキラしていた時期でした。
「永遠の0」に出演している時のの時は、そのキラキラが消えているのです。
でも、番宣の時や舞台挨拶の時は、キラキラしているのです。
あのキラキラはコントロールできるのか、それとも役に入りきると自然にキラキラが無くなるのか、しかもあの頃は23歳の頃です。
改めてすごい役者さんだったのだと見直してしまいました。
“アヴェ・マリア”を歌う
春馬さんが、舞台「罪と罰」の上演中、バレンタインを祝って“カッチーニのアヴェ・マリア”を歌っていました。
私は、毎日それを動画で観て聴いています。
春馬さんが、それをインスタグラムに投稿してくれたんだそうです。
この曲は、一般にはカッチーニの作曲ということになっているそうですが、実際にはウラディーミル・ヴァヴィロツによって作曲されており、1970年ころだそうです。
1970年頃って、意外に最近ですね。
今から50年くらい前ですね。
春馬さんのこの”アヴェ・マリア”、何もほとんど知らない私でも、何かわからないけれど胸に響いてくる歌です。
コメント欄を見ると、声楽を習った人でもこんなに心のこもった”アヴェ・マリア”を聴いたことがない、とコメントしている人が何人もいました。
私だけじゃなくて、声楽に詳しい人でもそう思うんだと改めて感心しました。
斉藤先生も、べた褒めです。
その歌声は、透明でファルセットが美しく、よい香りがするように感じました、とさすが歌の専門家の批評です。
斉藤先生は、春馬さんには「素敵だと思います。清潔で美しいよ」と言うと、春馬さんは嬉しかったようですが、春馬さんは褒められたりうまくいったりすると、一瞬唇を丸めるそうです。
私も見たことあります。
ちょっと嬉しい時にニヤッとするのにブレーキをかけているようだと、斉藤先生は書いています。
でも、この”アヴェ・マリア”は、斉藤先生も春馬さんがいつ練習をしていたのかも知らなかったようです。
春馬さんが”アヴェ・マリア”を歌ったのも、ロシアの作曲家のを選んだのも、役を深めていく作業の果てしない道のりの一つ、自分の知らない文化や国や歴史を辿る作業、頂いた役を生きるために捧げる時間と熱量は、稽古が始まる数カ月前からこうやって始まるのです、と斉藤先生は書いています。
斉藤先生は、春馬さんの深い理解者です。