KAZUの世界

春馬さんが亡くなってから春馬さんのファンになった者です。

舞台稽古と囲み取材での出来事

舞台稽古

 

私が毎日見ている動画の中に、「キンキーブーツ」の公開舞台稽古があります。

 

本番の動画もとても好きですが、舞台稽古の場合はキャストの皆さんが、私服で真剣に芝居をしていることが伝わってきます。

 

「SEX IN THE HEEL」を春馬ローラが、エンジェルスの皆さんと真剣に踊っています。

 

その姿は本番の衣装ではなく、腕や足が出ていて(春馬ローラは、タイツを履いていてる)、皆さんの筋肉がとても鍛えられていて、そして、汗がほとばしる感じが伝わってきてとても好きです。

 

舞台初日を前に、公開舞台稽古が始まりましたので、斉藤先生も観に行きました。

 

小池徹平さん演じるチャーリーが、チャーミングだけれど空回りしがちで、他の共演者の出すエネルギー量を観て、ローラがでてくる前の10分で、舞台の成功を確信できました、と斉藤先生はローラがでてくる前に実感したと書いています。

 

意地悪な私の心は、再々公演の時のあの男のローラの場合はどうだったのか、と考えてしまいました。

 

キャラクターとして地味設定のチャーリー、とことん地味でいて、でも際立つのはなかなかできないことですが、小池さんの役作りは見事でした。

 

ローラが輝いたり影を濃く落としたりできたのは、小池さんのチャーリーがいてくれたからです、と、実際に「キンキーブーツ」を観劇した斉藤先生は書いています。

 

短い動画しか見ていない私でも、小池チャーリーと春馬ローラの相反するキャラクターを、春馬ローラと小池チャーリーがとてもうまくお互いのキャラクターを生かして演じていることが伝わってます。

 

 

  

 

 

囲み取材での出来事

 

舞台稽古が終わって囲み取材がありました。

 

作品の話を一所懸命に語る2人に、リポーターの中には、ドラァグクイーンに扮した春馬ローラの容貌ばかりに話を誘導し、女装した気持ちや癖になって普段でもしそうになったりするかなど、作品のテーマお構いなしの質問をする人もいて、春馬さんが答えに詰まったりしていると、それまでにこやかに、取材の舵を戻そうとしていた小池さんが怒りました。

 

「春馬が女装しているのはローラになるためで、化粧も身体も女性らしく作り上げたことも作品の為で、それ以上の気持ちはない」

 

毅然としたガードで春馬さんへのくだらない質問をやめさせました。

 

以前、この場面の動画を見たことがありました。

 

そうでした、リポーターの人達は作品より女装した春馬さんの容貌の方に興味があるのが平常を運転かもしれませんが、そんな質問をしているリポーターさんたちは真剣に練習をしてきた役者さんたちに対して失礼ですよね。

 

最近はこの場面の動画を目にすることもなくなりました。

 

出ているのかもしれませんが、私は最近は見たことがありません。

 

斉藤先生は、小池徹平さんにとても好感をもったようです。

 

確かに小池徹平さんカッコ良かったです。

 

「キンキーブーツ」という作品の持つ、“自分が変われば世界は変わる”というテーマが現実として見られたと、斉藤先生は書いています。

 

稽古機関、互いを認め合い受け入れ合った2人の信頼関係が、ステージでも大きく花開き、美しく輝いた毎日が奇跡のステージでした、とありますが、こういう記事を読むと、春馬さんがミュージカルスターだという事すら知らなかった自分が残念で仕方がありません。