KAZUの世界

春馬さんが亡くなってから春馬さんのファンになった者です。

準備万端の春馬さんと7年のボイストレーニングで差がついた

準備万端の春馬さん

 

春馬さんが「キンキーブーツ」を受けることが決まる前から肉体改造をしていたのか、声の方も長い間ボイストレーナーの先生に習っていて、いつごろからローラの声の練習をしたのかはわかりませんが、おそらくですが、キャストスタッフの顔合わせの頃にはほぼ準備はできていたのではないかと思われます。

 

エンジェルスのメンバーの森雄基さんが、初めての顔合わせの時には春馬さんは準備万端だったと書いていますから。

 

そうやって考えると、腹黒優の場合は、長い間ミュージカルを続けてきたのにもかかわらず、「キンキーブーツ」というミュージカルの難しさを理解していなかったのではないでしょうか。

 

開幕まで一カ月までない状態で、ピンビールではないブーツを履いてスタンドマイクで棒立ちで歌っていた様子を見ると、あまりに準備ができていない状態で驚いてしまいました。

 

無駄に好奇心の強い私は、腹黒優の過去のミュージカルの動画を見てみました。

 

たしか「エリザベート」だったと思います。

 

なかなか良かったです。

 

声もボリュームがあって高音もよく出ていて、春馬さんとカラオケで歌っているのを聞いて、この人の癖のある歌い方が好きになれない、と思っていたけれどなかなかいい声をしていました。

 

この人のもともと持っている素質はなかなかのものだと思いました。

 

春馬さんの20歳前後の歌を聞くと、失礼ですが歌の上手い俳優さんレベルです。

 

音程はしっかりしていますが、特別いい声とまではいかないので、腹黒優の持っている歌の才能を比べたら腹黒優の方が、高かったです。

 

   

 

7年のボイストレーニングで差がついた

 

ところがです、春馬さんは23歳の頃から斉藤先生にボイストレーニングを受け始めます。

 

ミュージカルを中心にやっている人は、誰でもボイストレーニングを受けているのかと思っていたら、腹黒優は受けていなかったようです。

 

「キンキーブーツ」で初めてボイストレーニングを受けたと言っていました。

 

この違いが、「キンキーブーツ」にはっきり表れましたね。

 

春馬さんのボイストレーナーの斉藤かおる先生が、本の中で書いています。

 

春馬さんが、「キンキーブーツ」のローラ役が決まって、とても嬉しそうでやる気満々で、10センチ以上のピンヒールを買ってきたからこれから足にならそうとしていたのを、斎藤先生は止めます。

 

いきなり10センチ以上のヒールは危ない、まずは3センチくらいの高さのスリッパから始めなさい、と、斎藤先生は言います。

 

春馬さんは、物凄いがっかりしたようです。

 

斎藤先生は高いヒールをいきなり履くことの危なさを春馬さんに伝えます。

 

春馬さんは、斎藤先生の言いつけを守り、少しづつ高くしていったようです。

 

この件でも言えますが、一見関係がないようですが、いろんなことに筋肉が関係をしてくることを斉藤先生は、春馬さんに教えていきます。

 

本を読んでいると、斎藤先生がボイストレーナーとして大変優秀な方だということがよくわかります。

 

だから春馬さんは、斎藤先生を信頼していたのでしょう。