ハイヒールを履くことでの身体への影響と英語の勉強も必死
ハイヒールを履くことでの身体への影響
少し道草をしましたが、又斉藤先生の本に戻ります。
ハイヒールによる姿勢の変化は歌にも関係するのではないか、と春馬さんは気にしています。
それに対して斉藤先生は「春馬君はちょっと出っ尻なので、腹圧が後ろに逃げやすい傾向がありますね。ヒールを履いて腰をセクシーなイメージで反らせるとその傾向が顕著になり、横隔膜の動きが悪くなります。今は骨盤ポジションは流動的なほうが良い時期です」
ボイストレーナーの先生って、皆さんこんなに全身の姿勢までをも考えて指導されるのでしょうか。
私が知らないだけなのかもしれませんが、春馬さんがちょっと出っ尻だなんて思ってみたこともなかったから、斉藤先生は、生徒の日ごろの姿勢までしっかりと把握していることに、ただただ感心をしてしまいました。
余談ですが、私は普段人のお尻を気にしたこともないのですが、「キンキーブーツ」の舞台で、春馬ローラがチャーリーとローレンに後ろ向きで、顔を振り返って笑いながら「そのブーツの色はレッド」という場面の時の、春馬さんのお尻がとても綺麗でセクシーだと見惚れてしまいました。
これも、筋トレの成果なのでしょうか。
どなたか言っていましたね、春馬ローラの筋肉は完璧だ、と。
「はぁい、3センチスリッパ探します」、素春馬さんは素直です。
斉藤先生は「Amazonにあります。あとは歌舞伎町に……」
それからの春馬さんは、私達が知っている家で掃除機をかけたり歯を磨いたりしながらハイヒールを履いてならしていました。
英語の勉強も必死
斉藤先生が、春馬さんの英語に触れたのは「キンキーブーツ」の歌を聞いた時、リズムにノリノリで楽しい歌唱ではありましたが、この時はまだ英語の発音はほとんどできていませんでした、と書いてあります。
春馬さんは、シンシア・エリヴォさんとマシュー・モリソンさんへのインタビューを通訳無しで行っているのを、短い動画で見たことがあります。
英語が全くわからない私から見ても、流ちょうな英語だと思えました。
春馬さんて何をやっても完璧だ、と感心をしていましたが、そんな春馬さんでも英語の発音がほとんどできていない時期があったのでしたら、ちょっとホッとしました。
斉藤先生の春馬さんに対して、英語は独学なのか、という質問に春馬さんは、短い期間ですが、留学して語学学校に通ったことがあるといい、その時のノートを斉藤先生に見せました。
そのノートを見た斉藤先生は、座学でよくやるような文法の理解が中心で、発音についてはふれた形跡がほとんどない事に気がつきます。
日本人が、英語というか英会話が苦手なのは、文法が中心で英会話の方をほとんど教わっていないからだという人もいます。
春馬さんもそんな時期があったのですね、たしかメールやラインのやり取りは英語ができる人とは、英語でやり取りをしていたとか。
春馬さんは生前、自分でも必死だと言っていました。
英語も必死だったんですね。