「こんな夜更けにバナナかよ」と「罪と罰」
「こんな夜更けにバナナかよ」
「こんな夜更けにバナナかよ」の続きです。
鹿野は、筋ジストロフィーという難病を抱えていましたが、医者に無理を言って、ボランティアの力を借りながら、自宅で生活をしていました。
田中は、医学部に通い、田中の恋人の美咲は小学校の先生になるのが夢でした。
鹿野は、美咲を好きなり、鹿野と美咲は公演でデートをします。
そこで、美咲は鹿野の事を知ります。
鹿野が結婚の経験があることを知ります。
また、鹿野の夢がアメリカに行くことだと知ります。
そのために英検2級を目標に頑張っていることも知ります。
そんな中で、鹿野と美咲は音楽でノリノリになるのでしたが、鹿野が食べ過ぎで、うんちを漏らします。
この映画の凄いところは、こういう現実的なところも隠さず描いているところだと思います。
障がい者も健常者も同じだよ、という事でもあり、障害があるためにやはり気を付けなければならない、という事を教えてもらいました。
以前、四肢障がい者の乙武氏が、出かけるとなると食事や飲み物に気を付けるという事を何かで読んだことがあります。
そういう事なのですね。
いろいろな事があって、鹿野と美咲は仲良くなり、いろんなことを話すようになります。
その後、鹿野は重症不整脈が出ているので、入院するように言われますが、鹿野は拒否します。
鹿野は、鹿野を障がい者として生んだことで、自分を責める母親を見るのが辛いために、自立をしようとしたようです。
その後、田中と美咲は久しぶりのデートをしますが、そこで、美咲は教育学部ではないくフリーターだと、ウソを告白しますが、そのせいで、田中と美咲は険悪なムードになります。
それから、美咲は、田中の名前を伏せて、鹿野に相談をします。
それに対し、鹿野は好きなってもらうためのウソならいいが、ウソを本当にしてしまえばいいとアドバイスします。
美咲は、その言葉で教育大学を目指します。
その後、田中がボランティアに力を入れすぎたために、学業がおろそかになってしまったり、鹿野の病気の悪化したりと色々ありますが、鹿野とボランティアとで協力をして乗り越えていきます。
映画の最後では、田中も美咲も自分たちの夢を実現し、田中は医者に美咲は小学校の先生になり、結婚をします。
鹿野は、20歳までしか生きられないと言われていたのに、42歳まで生き、500人のボランティアが協力をしたといいます。
鹿野の夢だったアメリカには行けませんでしたが、彼は障碍者の自立という未知のことを現実にしました。
この映画を見ていると、今まで障がい者は世話をしてもらう人で、ボランティは世話をする人という固定観念が、崩れます。
健常者同士と同じでお互い人間同士の、人間関係なのだと思いました。
そこから色んなものを学ぶことができるんだと思います。
「罪と罰」
「罪と罰」です。
「罪と罰」の本は、私は3回挑戦しましたが、あまりに重すぎて3回とも挫折をしました。
それを演じるんですから、よほど精神的に強くないとできません。
今まで春馬さんの事を知ると、知れば知るほど並みの強さではないと思います。
この「罪と罰」は、2015年に出演した「地獄のオルフェウス」でタッグを組んで、春馬さんの才能を高く評価していた世界的演出家のフィリップ・ブリーンは、「主役のラスコーリニコフを演じてもらいたいと思う俳優は、世界中どこを探しても三浦春馬以外は考えられない」と語っていたといいます。
この後、2が月後に「キンキーブーツ」の再演にローラで主演です。
たぶん準備を入れると、「罪と罰」に出演をしながら、つぎの「キンキーブーツ」の準備も重なっていたはずです。
その上、春馬さんは「罪と罰」も「キンキーブーツ」」も両方賞を受賞しています。
「WOWOW Presents~勝手に演劇大賞」の男優賞を受賞しています。
「罪と罰」は、ストレートプレイ部門、「キンキーブーツ」は、ミュージカル部門の作品賞も各々受賞する快挙でした。
これは、過重労働ですし、おそらく春馬さんへの事務所の嫌がらせだったのではないか、と私は想像しています。
春馬さんは、事務所からの嫌がらせもすべて、自分の力に変えています。
本当にすごい人だと思います。
あまりにすごい人なんですが、この凄い!しかありきたりの言葉しか見つからないのが悔しいです。
もっと春馬さんをほめる、ピッタリの言葉が欲しいです。